液体中に含まれる極小の気泡群のことを「微細気泡」と言います
古くから海や川、滝など自然に発生しているものでもあり、近年になって人工的に大量に発生させる技術が開発されました。微細気泡は、効率よく水中に溶け込みやすい性質があり、これまでのエアレーションシステム以上に、効率よく短時間で水中の溶存酸素濃度をあげること(または保持すること)が期待されます。この「微細気泡」には驚くべき効果があることが多くの事例により証明されており、現在、各分野で急速に導入が進んでいます。また、その「微細気泡」のサイズや個数を測定する技術も同時に進んできました。以前は「微細気泡」のことを使用者が各々の解釈で「マイクロバブル」や「ナノバブル」などど呼んでいましたが、導入が進むとともに名称や定義標準化の必要性が高まり、今後は直径が100 μm(0.1 mm)以下の気泡を「ファインバブル」、さらにその内訳として、直径が1~100 μmの気泡を「マイクロバブル」、直径が1 μm以下の気泡を「ウルトラファインバブル」と呼ぶことに統一されること(国際標準化;ISO/TC281)が決まっています。